今さら聞けない男着物についてのまとめ

いま再び和装の良さが見直されてきているってご存知ですか?夏の花火大会での浴衣姿は言うに及ばず、お琴やお茶といった和のお稽古、歌舞伎観劇などで和装を楽しみ人がぐっと増えてきています。ですが、和装を楽しむ人はまだまだ女性の割合が多いですね。だからこそ、男性が粋に着物を着こなしていると『かっこいい!』と注目を浴びます。とはいえ、男着物の着方がわからないからチャレンジできない…と尻込みしている方も多いはず。男性の和装は女性の和装とは着るコツが異なるため、敷居を高く感じてしまうのではないでしょうか?実はいくつかのポイントを知れば、男性が着物を着こなす事は難しくありません!ここでは、男性がかっこよく着物を着こなすための基礎知識とコツをまとめていきたいと思います。

女性着物との違いを知るのが男着物の第一歩!

男性の着物は女性の着物とは着方も作りも違います。まず大きな違いは、女性は腰のあたりでいちど着物を折る『おはしょり』を作るのに対し、男性は着丈のまま着ます。ですから、おはしょりによってある程度着丈を調整できる女性物と異なり男性は自分の身長に合った着物を着なければいけません。また、女性の着物は、身八つ口と呼ばれる脇の部分や袂の後ろが開いていますが、男着物は縫われていて開いていません。次に基本的な着方についてです。女性は帯を胸高に締めますが、男性は逆に腰骨のあたりで締めます。男性が帯を高い位置で結ぶと子供のようになってしまいますので要注意です。衣紋(衿の後ろ部分)の抜き方にも大きな違いがあります。女性の場合は衣紋を大きく抜いてうなじを見せるように着るのに対して、男性は衣紋を抜かず、衿を首に添わせて着ます。このような違いを知るだけでも着こなしが大きく変わりますので、是非知っておいて下さい。

さらにもう一手間で粋な着姿に!

基本的な男着物の知識を知ったら、もう一手間加えてさらにかっこいい着姿を目指しましょう。まず着物は『裾すぼまり』が美しいとされています。スカートのように裾が広がってはせっかくの着物が台無しになってしまいます。これを防ぐためには、長襦袢を着て着物を身体に巻きつける際に、裾の角をやや釣り上げて巻きましょう。こうすることで裾が自然にすぼまりスマートなシルエットになります。次に帯の締め方です。男性の帯は低い腰骨の位置で締めることは先ほど記しましたが、さらにかっこよく見せるために、横から見たときに『前下がり』になるように締めます。男性の和装は恰幅が良いほうが様になるので、お腹がすこし出ているイメージで帯のまえ部分を下げます。もし身体がスマートで帯がせり上がってしまう場合は、薄いタオルや手ぬぐいを丸めて下腹の部分に仕込みましょう。帯の結び目は、背中の中心よりやや左にずらすといかにも小慣れた雰囲気になります。このように基本的なポイントを知り、一手間加えるだけで、男性の着物の着こなしはぐっと簡単になります!是非着物を着て、色々な場所へお出かけしてみてくださいね。